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早稲田大学ワンダーフォーゲル部様 ロシア・アルタイ遠征 ご報告記

私達早稲田大学ワンダーフォーゲル部は、この夏ロシア・アルタイ共和国を流れるKatun川にラフティング(急流下り)で遠征を行ってきました。2011年8月8日から9月2日までの約1ヶ月間ラフティング漬けでした。
その報告をこの場を借りて行いたいと思います。 メンバーはL大門とSL渡部(3年生)、2年生は内山、竹内、橋下の3人、そしてこの6月からラフティングを始め、わずか2か月の経験でロシア遠征に臨む新人福永。
あとは大家監督と、横塚アシスタントコーチにも同行していただきました。おおまかな構成は1Rがツーリングでアルタイの自然そしてKatun川を満喫し、2Rに大会の練習、そして3Rでロシアカップ(正式名:Ak-Talay-Margaan 2011)に出場するというものです。  そもそもアルタイ共和国という場所、聞いたことありますか? アルタイ共和国はユーラシア大陸の真ん中にあり、一般人には聞き慣れない土地だと思います。しかし、ラフティングを始め豊かな自然に囲まれ多くのアウトドアが楽しめる場所です。  私達がこの場所を合宿地に選んだのは、2010年の11月の末、ロシアのラフティング協会から送られてきたメールに、アルタイを流れるKatun川のことが書いてあったからです。当時、世界の川でラフティングをしたいと考えていた私達にとって、日本にはない激流や異国で開かれるラフティングの大会はすごく魅力的なものでした。そこで、すぐに合宿地をアルタイ共和国・Katun川に決め、合宿計画を練りました。
そこから9ヶ月、やっとのことで当初の計画が実現しました!

1R(8月11日〜19日):ツーリング




1Rはツーリングを行いました。アルタイの川と自然と文化とウォッカを楽しむというコンセプトの下、ウスチ・コークサ村の近くからクユース村というところまで、200km以上9日間をかけてのリバーツーリングをしました。初めはクリスタルグリーンで下って行くうちに数々の支流が流れ込み段々と白濁色に変わっていく水の色や、周囲を取り囲む壮大な山やボロボロの家が立ち並ぶ集落。アルタイの言葉で母を指すKatun川でのツーリングです。構成はレスキュー艇(現地リバーガイド付き、大家監督、横塚AC)、BIG BEAR艇(ワンゲル部の現役が乗っています)、カヤッカーの3艇で下りました。 始めの2日間はあまり急流(瀬)がなく、ただ漕ぐだけの単調な川でした。しかし、3日目からひとたびホワイトウォーター区間になると大したことがないと言われた瀬でフリップ(転覆)しそうになったり、ガイドに”no rapid”と言われた日にもグレード3(日本の川で一番激しいところと同じくらい)の瀬がたくさんあったりという感じになりました。この区間には3つのグレード4(Akkem rapids, Ilgumensky rapids, Shabashという名前です)があります。大体中流域から下流域にかけて現れるため、3日目以降は気が抜けない毎日で、それぞれ迫力満点な瀬でした。前半はガイドがつきながらのツーリングでしたが、私達の漕ぎを見たガイドが必要ないと判断し、後半は自分達だけでのコントロールになりました。ちなみに1回フリップ(ボートの転覆)してしまいました!グレード3の瀬が連続する場所で。テントや食料など必要な荷物を全部積んでいる中でフリップしたのは初体験でした!多少水も飲み、溺れかけた部員もいましたが、無事リカバリーすることが出来、事なきを終えました。 この9日間は、日本では決して味わえない体験が出来たと思います。アルタイの雄大な自然の中のツーリングや、ウォッカをはじめとするロシアの食べ物や飲み物、そして何より流域に幾つもあるグレードの高い(=激しい)瀬の数々に大満足でした。

2R(8月22日〜26日):競技練習


2Rは競技の練習を行いました。大会会場となるクル・ケチュという場所(ツーリングの中間ほどの地点に位置する場所)に到着した時には、社会人も含めてたくさんのチームがすでに練習を開始していました。 しかも、どのチームもうまい!予備パドルまでカーボン(軽くて漕ぎやすいパドルで割と高いものです。うちの部は7本中4本がこのタイプでした。)!ライジャケ、メット、ユニフォームまで揃っていてかっこよすぎる!それに比べてカーライルパドル(重くて漕ぎづらいパドル)が2本あり、ライジャケ・メットがバラバラの我がチームを見て、少し気おくれしてしまいましたが、ひとまず胸を借りるつもりで行うことにしました。 4種目中3種目がイルグメンスキーという400m程の瀬(グレード4)で行われるので練習期間中はそこを集中的に下ることにしました。 練習と言っても水が重すぎで1回降るたびにかなり体力を消耗し、1日5回が限度でした。  また、練習を通してロシア人のフリーさも感じました。朝はゆっくり起きて、日が照って暑くなったら屋内で昼寝をするといった具合に。練習するときは集中して一気に行う、そして力を抜くときは一気に力を抜く。気候の厳しいロシアならではのスタイルなのでしょう。  ちなみに25日は私の22歳の誕生日でした!メンバーを始め、ロシア人スタッフやユーラスツアーズの方がパーティーを開きプレゼントを用意してくれました。アイル(アルタイの伝統的な建物)で迎える誕生日なんてもう一生ないですよね。いい思い出になりました。ありがとうございます! ちょっとしたアクシデントもあり、26日は終日フリーで体力を癒し、大会に備えました。



3R(8月27日〜31日):ロシアカップ(Ak-Talay-Margaan2011 Super marathon)



スプリント:タイムトライアル・H2H
いよいよ待ちに待った大会、合宿のクライマックス。8月27日は登録・メディカルチェックだけだったので実質的には28日からが大会。雨の降る開会式で日本から来たとの紹介があり、周囲から歓声が聞こえてきました。過去にもドイツチームやチェコチームが来たこともあるみたいでしたが、日本からは初めての参加、緊張します。開会式が終わると1時間後にはタイムトライアルの開始。私達はR6男子の12チーム中12番目の出艇でした。直前にラインの確認を行い、皆で声を掛け合い士気を高め出艇。前日までよりも水量の増えたイルグメンスキーでしたがなんとかフリップせずに漕ぎ切りました。下るとすぐに回送。岩の間をポーテージするのでなかなか大変でしたが、他にこのボートを使用するチームがあるので(私達のリバーガイドもなんちゃってで出場していました!)早く回送を行いました。そして、リバーガイドとその友人チームを観戦した後、すぐに対岸にフェリーで移動。H2Hは対岸である右岸からのスタートなのです。スタート位置にいくと、タイムトライアルのリザルトが既に出ていました。12チーム中8位で自分たちの立ち位置を知るも、H2Hの相手はアルタイラフト1(ラフティング世界大会の今年のロシア代表!)とやることになりました。H2Hはスタートからどんどん置いて行かれ、大差での負け、テイケイのライバルはやはり強かった。敗戦の後は他のチームの観戦を行いました。ちなみにこのH2Hでは4カテゴリー全37チームすべてが出場しました。その中で4チームくらいがフリップしておりました。みなかみX-Tremeの時に浅野さんが「やっぱりラフトの大会はフリップしなきゃ」と言っていたのを思い出しました。決勝はヤロマックvsガーグー1(アルタイラフト1は準決勝で敗退)でした。結果はヤロマックの勝利。運営面も非常にスムーズで次から次にラフトが来る、しかもボートと観客の距離も近い、1位が最後まで分からない、参加しても、見ていても非常に楽しい大会です。

スラローム
29日はスラロームとR4のダウンリバー。午前11時からスラロームの開始です。出艇順は3番目(前日の結果があまり良くなかったので)でした。ゲートセットは非常に特殊なセットで、今までは見たこともないアップゲートでした。スラローム1本目、いきなりスタートをすると、流れが強いイルグメンスキーに対して為す術もなく、12ゲート中1ゲートのみの通過でそのまま流されてゴール。恥ずかしさや悔しさで混乱していると、後輩から上手いチームを見ましょうという声があり、気持ちを切り替えられました。ロシアのチームはさすがに慣れているようで果敢に挑戦していきます。しかし、1本目ですべてのゲートをくぐれたチームはいないようです。スラロームの2本目では、自分たちの力から取りに行くところだけ取りに行くことにしてラインを決定。結果は12ゲート中5ゲート、12チーム中11位でした。この日は翌日のダウンリバー(このコースは1本しか下っていないコースですが)の戦略を確認して就寝に。夜はディスコに行きました。そこであったハンター(アルタイにはハンターを趣味や職業にする人が多いのです)に鹿肉をごちそうになりました。

ダウンリバー
30日はダウンリバーに出場。このダウンリバー15kmのロングレースと50kmもの距離を漕ぎ抜くスーパーマラソンがあり、どちらかを選択できましたが私達のチームはロングレースを選ぶことに。本当はスーパーマラソンに出場したかったのですが、2年橋下の体調が優れずに止む無くという形でした。朝スタート地点に移動すると他のチームも続々と入って練習しています。スタートは12チーム一斉スタート。私達は10位、つまり上流側より3番目のスタートでした。
「Ctapt」というコールが聞こえ一斉にスタートしました、が、スタートダッシュをするも11番目になってしまいました。
ロシアのチームは初めからかなり飛ばしている模様、ピッチも日本のレースでは考えられないくらいハイピッチ(漕ぐペース)、これくらいのピッチでやっているのはテイケイ(日本代表のチーム)くらいだろうという感じです。でも、他のチームに合わせなければ当然勝てないので、早いピッチで行くことに。開始3分くらいでバテ始めるものもいましたが、最後まで緩めずに行きました。結果は11位でしたが、私が体験したダウンリバーでは今まで一番きついダウンリバーになったことは間違いありません。  この夜も皆でディスコに向かい大フィーバー。2年竹内は舞台を席巻し、3年の渡部は舞台に立ち独唱していました。

そして31日の閉会式で大会は幕を閉じました。
日本から来たということで、色々な賞品と、ロシアチームとの記念撮影を行いました。
女子のヨーロッパチャンピオンとも記念撮影。
なかなかいい記念になりました。



まとめ
この合宿では本当に良い経験をさせてもらいました。日本にいるだけでは出来ない体験ばかりでした。アルタイの自然も、ロシアのレースも、そしてロシア人との交流も。日本に帰ってきて、合宿の写真を見返していると、アルタイでの記憶が鮮やかに思い出されます。別に何らかの得をするためにアウトドアをするわけではありませんが、自然の中で生活することを通して感じられることはかけがえのない経験だと思います。どこに行っても人工物を目にしてしまう現代だからこそ、太陽の光を頼りに生活し、そこにある自然を少しずつ分けてもらいながら生活をしていくこと、それが一番の贅沢なのかなと思いました。 最後に、この合宿を通して様々な人にお世話になりました。部員やワンゲル関係者、ラフティング界の人々、そしてユーラスツアーズの杉原さんや坂田さん。どこか一つでも欠けていたら合宿が出来なかった、というのは嘘ではないでしょう。本当にありがとうございました!

早稲田大学ワンダーフォーゲル部 4年 大門真一朗様