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ユーラスツアーズ

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労働・社会関係アカデミー モスクワ校留学体験記


当社をご利用頂いたお客様からの体験記です。



「レッスンについて」
労働アカデミーモスクワ校(АТИСО)では、個人レッスンを受ける事が出来ます。
個人レッスンでは自分のレベルに合わせて、不得意な分野や興味のある事を重点的に教えてもらうことが出来ます。
教師のタイプも様々で、文法や発音の訓練をみっちりしてくれる先生、文学や芸術に関して幅広く楽しく教えてくれる先生、外へ積極的に連れ出してくれる先生など、長所が異なります。   
私はロシアの文化、芸術、それと特に文学に興味があったので事前に伝えておいたところ、発音の練習や歴史の勉強にロシアの詩人の詩などを用意してくれました。 始めは文法と発音、歴史を集中的に教えていただきました。歴史はАТИСОオリジナルの、易しいロシア語で書かれたテキストを使いました。まだ改善の余地もあるように思えたけれど、かいつまんで歴史を振り返りながら関係のある名詞や動詞を覚えられるのは、とてもよかったです。
夏はたくさん詩を読んだり、モスクワ市内を色々見て回りながらビデオを撮って、それをDVDにしました。
秋からは絵画や文学を楽しく教えてくれる先生についていただきました。  

1年半の長期滞在だったので、レッスン以外に自由な時間がたくさんあり、トレチャコフ美術館のレクチャー(学生証を持っているのでとても安い!)を聴きに行ったり、色々な人の誕生日会や飲み会に参加したり、電車で郊外へ出掛けたりしました。  
憧れだった、作家や詩人の暮らした地、故郷、物語の舞台や詩に謳われている場所などを実際に訪れる事が出来たのは、とても貴重な体験でした。

「寮での生活について」  
АТИСОの寮での生活はとても快適でした。  
まず寮の入り口に警備員がいて、生徒達は電子パスで出入り出来ますが、外部の人間が訪問を希望する場合は寮の事務所に届け出て許可を取り、その証明書とパスポートを提出しなければ、入れてもらえません。来客がある場合には事前に届け出をしなければなりません。始めは面倒だったけれど、簡単に出来る事なのですぐに慣れました。外国人やアカデミーの客達が主に滞在する4階にはお掃除の女性が常にいますし、各所にカメラも付いています。他の学校では泥棒騒ぎなど、治安に問題のあるところもあるようですが、ここでは安心して暮らす事が出来ました。  
私の住んでいた時は、始めの頃にいた1人がいなくなってからは日本人は私のみで、他はドイツ人、韓国人、ポーランド人などが多く滞在していました。一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったり、色々な国の人とロシア語で交流するのも、興味深いものです。   キッチンは共同ですがオーブンもあり、パンを焼いたり、ロシアならではの食材を使った料理や和食にも挑戦しました。食材は近所に3軒ある食材店で十分手に入ります。

「その他生活について」
アカデミーの食堂でランチをする事もでき、レストランやカフェより手頃にロシア料理を試す事が出来ます。味も悪くなく、“毛皮を着たニシン”や夏の冷たいボルシチなどは、とても美味しかったです。インターネットは、申し込めば部屋での接続も出来ます。時々繋がらない時はアカデミーで使わせてもらいました。

「治安について」
幸運な事に、私自身はロシアに滞在していた1年半の間、犯罪に巻き込まれる事は1度もありませんでした。ただ、人から被害にあったという話を聞いたり、実際に私の友人(ロシア人)が大怪我をさせられた事件もありました。やはりアジア人同士(特に男の子)のグループは、恐喝や暴行の対象になりやすいようです。中年以上の方は男女問わずバッグを奪い取られたり、その時に転倒したり殴られたりして怪我をしたという話を多く聞きました。女の子では、これはロシアに限った事ではないとは思いますが、道を教えてくれると言ってそのままアパートに連れ込まれそうになった、という子もいました。出来るだけロシア人やヨーロッパ人と一緒に行動する、戦勝記念日などの祝祭日やサッカーなどの大きな試合のある日は、人の集まるところに近付かないか外出を控える、また人気のないところを通らない、というのが私の特に気を付けていた事です。

「最後に・・・」
ロシアに滞在していて全く体調を崩さないということは稀だと思います。特に初めての場合や長期滞在では、1度は病院に行った方が良いような状態になる可能性が高いのではないでしょうか。安心して治療を受けられる病院に行くには、保険に入っておく他に出来ることはありません。私は途中で保険の更新を忘れたので、とても不安な思いをしました。 持って行って役に立ったのは、よく効く風邪薬、抗アレルギー薬(蕁麻疹や何かのアレルギー症状が出た時に)、整腸薬でした。 日本と気候が全く違うせいか、喉を痛める人も多いようです。私も話も出来ないほど喉が腫れて、泣きながら寝ているしかなかった時期がありました。その後は野菜やフルーツ、ベリー類などを意識して摂ったり、温かいお茶を頻繁に飲むようにしていました。